今までの外断熱高気密工法では湿度の高い夏場でも湿気の排出ができないため、内部結露によるカビ・腐り・ダニなどが発生し、柱など構造体の老朽化や健康を害すなどの問題が指摘されています。

【外断熱二重通気工法】では、断熱性・気密性に通気性を併せもつことにより上記の問題を解決し、健康で快適な住空間と家の耐久性アップを実現しました。

●二重通気工法の仕組み
室内を外壁・断熱材・内壁で3重に包み、それぞれの間に風の通り道を設けて排熱・排湿します。
さらに高い断熱性・強度・透湿抵抗の性能に優れた板状断熱材が、屋根・柱や梁といった構造体から基礎廻りまで、家全体を外側から切れ目なくすっぽりと包みます。この外断熱によって、小屋裏から壁の中、床下までつねに室内側の温度を保つことができ、住居は結露や腐りの心配が少なくなります。

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●アウターサーキット
外壁材と断熱材との間に設けられた通気層。
常時外気に開放されており、冬は結露の原因となる壁内の水蒸気を放出。
夏は強い日差しで暑くなった外装材の裏側にできる熱気を排出します。

●インナーサーキット
断熱材と室内壁との間に設けられた通気層。
夏は床下ダンパーと小屋裏ダンパーを開放状態にすることにより爽やかな外気を流動させ、躯体内から排熱・排湿をします。
冬は床下と小屋裏ダンパーを閉鎖状態にすることで、躯体内にある暖かい空気を建物中に配熱します。

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